どのような薬にも副作用が存在するようにアフターピルにおいても、もちろん、副作用は存在します。その副作用の中には、一時的なもので、さほど心配する必要のない副作用から重症化することも考えられる副作用まで様々となっています。
中には初めからアフターピルを飲むこと自体、お勧めできない体質、持病を持っている人などもいるため、もし通販で購入を考えている場合は、必ず危険を伴う副作用について念入りに確認しておく必要があります。
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一般的な副作用の症状とは?
アフターピルを服用した上で、もっとも起こりやすいと言われている副作用の症状としては嘔吐や腹痛、頭痛、まれに不正出血などが起こる場合もあります。その他アフターピルを服用したことによって、その後の生理が乱れてしまい、生理不順になる場合も起こると言われています。
吐き気や嘔吐、頭痛などにおいては基本的に時間の経過とともに治まっていきます。目安としては24時間以内となっている為、24時間ほど我慢すれば元通りの生活に戻る事が可能となります。
一般的な副作用の症状が出た場合の対処法
一般的な副作用の症状が出た場合、これと言った対処法はありません。ただし、嘔吐してしまうとアフターピルの効果が薄くなってしまう為、大量に嘔吐した際は念のため、もう一錠飲んでおく必要があります。
また嘔吐が心配な場合は、市販の吐き気止めをアフターピルと一緒に飲んでおく事で吐いてしまう可能性を軽減させる事が可能となってきます。
危険を伴う副作用と症状とは?
アフターピルの副作用の中には、非常に危険を伴う副作用もあります。その中でも特に危険だと言われている副作用が血栓症になります。血栓症とは、血管の中で血液が固まってしまう事を指します。そして、その血栓症によって心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまう危険性もあります。
アフターピルでの副作用で血栓症になってしまうとこのような病気へのリスクが高くなってしまうと言えるのです。
では、なぜアフターピルを服用したことで血栓症のリスクが高まるのかと言うと、その理由はアフターピルに含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)が血液を固まりやすくさせる特徴があるためとわかっています。その為、血栓症が心配な人には、同じアフターピルでも卵胞ホルモン(エストロゲン)の配合が少ないものを選ぶ事をお勧めします。
そんな血栓症の症状としては、ふくらはぎの痛みや違和感。胸の辺りが痛い。息切れがする。激しい頭痛や視界や視野の異常。目のかすみ、うまくしゃべる事ができない(ろれつが回らない)などの症状となっています。これらの症状が現れた際は、すぐに病院に受診し、検査を受ける事をお勧めします。早期発見する事で回復までの経過が大きく違ってきます。
その為、少しでも早い受診が必要となります。とは言っても、アフターピルによる血栓症のリスクは非常に少ない為、さほど心配する必要はありません。
服用をお勧めできない人とは?
アフターピルを服用する事で副作用の症状が非常に危険な人もいます。例えば、血栓症のリスクが高まるような人です。アフターピルによる血栓症のリスクが高まる人の特徴としては喫煙者、高齢者、肥満の人となっています。
喫煙者や40歳以上の人の場合、アフターピルを服用する際は十分な管理と副作用の症状への注意が必要となっています。また35歳以上で1日15本以上の喫煙者の場合、アフターピルは服用禁止となっています。その為この条件が当てはまる人の場合、何があってもアフターピルの服用をお勧めする事はできません。
その他、高血圧な人(軽度も含む)や血栓症になりやすい家系の人。また肝障害、腎疾患、心疾患などの人の場合も、血栓症になるリスクを考え、アフターピルを服用する際は、十分な注意を経過観察が必要だと言われています。
何か異常を感じた時、無理に我慢をしない
以上のようにアフターピルの副作用としては24時間以内に治まり、特に心配のないものから命にかかわるものまであると言われています。もちろん、何も感じることなく服用し効果を得る事ができる場合もあるアフターピル。その時は、心配することなく服用する事ができるのですが、中には服用自体を中止しなければいけない人もいます。
そのような人の場合、自分だけの判断で服用を開始するのではなく一度、医師に相談する事をお勧めします。その中で医師の判断の下、服用すれば少しは安心かと思います。
また24時間以内に治まるような副作用でも、激しい場合や長く続くような場合は他の心配もある為、念のため様子を見て医師に診てもらうといいかと思います。そうする事で、適切な対処を行ってもらう事ができ安心です。
基本的には安全な薬だと言われているアフターピル。しかし場合によっては非常に危険な場合も考えられる為、注意が必要です。