アフターピルの副作用と言うと頭痛や不正出血などが主なものと言われています。
その為、ついつい、そんな副作用ばかりに注目してしまいがちなのですが、実際アフターピルの副作用には、これら以外にも人それぞれ、様々な副作用が生じる事も…。
そんなアフターピルの副作用の中には、症状に詳しくなければアフターピルの副作用だとは気付かない事も多く、副作用とは知らずに苦しめられるといった事も十分に考えられます。
その為アフターピルを使用する際は、頭痛や不正出血の他にどのような副作用があるのか確認しておく事も大切です。
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熱っぽさ、微熱
妊娠の初期症状と同じような熱っぽさや微熱と言った副作用が出る場合があります。
一見、風邪のようの思える症状ですが喉の傷みや咳、鼻水が出ると言った風邪の症状は全くと言っていいほどなく、とにかく37度前後の微熱が続き、熱っぽい、体がだるいといった状態がしばらく続いてしまいます。
このような微熱などの症状がアフターピルの副作用だとは知らない場合、何か重い病気にかかってしまったのではないか?などと余計な心配をしてしまうと言う事も…。
また微熱が出る事で妊娠初期の症状と一致してしまう事から、妊娠してしまったのでは?などと心配になる事もあります。
しかし、これらはアフターピルによってプロゲステロンが増加したことで基礎体温が上がり起こる事とされています。その為、病気などと思わず、とにかく安静にする事が第一となります。ただし、咳の症状や鼻水などといった症状が起こっている場合は本当に風邪をひきおこしている可能性がある為、注意が必要です。
息苦しさや動悸
息苦しさや動悸の症状が現れた場合、何か心臓などに問題が起きたのでは?と心配になる人も多いのではないでしょうか。しかしアフターピルを使用した場合、このような息苦しさや動悸が起こる事は稀にあると言われています。その理由も、微熱が出る理由と同じくプロゲステロンの増加によるもの。
プロゲステロンが増加する事で中枢神経が刺激され、その結果、呼吸のリズムが乱れてしまう事もあるのです。
そんな、息苦しさや動悸と言った症状が現れた際は、微熱が出た時と同様、出来るだけ安静にする事が大切です。その上で、ゆっくりと深呼吸を行う事をお勧めします。また、中には激しい息苦しさや動悸が起こる場合もあります。そんな時でも、慌てることなく体の上半身を高くして横になる他、足の下にクッションを入れ、様子を見る事をお勧めします。
むくみや体重増加
アフターピルの場合、既に妊娠していると子宮に錯覚させる事で妊娠を防ぐ効果を期待する事ができるものとなっています。その為、体自体は妊娠していると勘違いしてしまっているのです。
その結果、お腹の子供に栄養を与えようとする本能によって、食欲が増進し体重が増えてしまう場合や体内の保水力がアップするといった変化が現れ、それが原因でむくみとして現れる事もあります。
これらの症状は、多少仕方のない副作用だと言え、気になる場合は食事制限などで対応するしかありません。
アフターピルの常用が肝斑を出来やすくしてしまう!?
微熱などの副作用とは違った形で現れるのが肝斑です。肝斑とはシミやそばかすのようなもので、顔に一度現れてしまうとそう簡単に治す事は出来ません。その為アフターピルの副作用の中でも、微熱など一時的なものに比べ、厄介な副作用と言えるのです。
肝斑ができる原因は、メラニン色素を作り出すメラノサイトをプロゲステロンが刺激してしまう為だと言われています。一般的にプロゲステロンが多いと肝斑ができやすいと言われているのです。
その為、アフターピルの副作用として肝斑ができてしまうと言う事も考えられるのですが、それは、よほどの事!基本的にアフターピルを緊急時のみしか使用していない人には肝斑の心配は必要ありません。その為、常用しないようにすることが肝斑を防ぐ最も効果的な方法となっています。
頭痛や不正出血以外の副作用を知っておくことも大切
一般的には、頭痛や不正出血などが大きく取り上げられており、それら以外には副作用などないように思われがちなアフターピルですが、実は様々な副作用があると言う事が事実なのです。
そして、それらのほとんどにはアフターピルによってプロゲステロンが増加している事と大きな関係があると言え、決して避ける事ができないものが多くなっています。
ただし微熱などの体調不良の場合、出来るだけ安静にする事で回復させる事ができ、また息苦しさや動悸においても、一時的なため少しの間安静にし、体を休めてあげる事で回復させる事が可能です。
もちろん人によっては長引く場合もある為、あまりにも長引く場合は医師に相談する事をお勧めします。また熱っぽさからくる体のだるさなどの場合は、市販の風邪薬などを飲む事で回復させる事も可能になります。