アフターピルが避妊をできるものと知っていても、持っていないという人は少なくないはずです。「私には必要ない、避妊はしっかりしているから大丈夫」と思う人がほとんどではないでしょうか。もちろん「彼とする時はコンドームをしているから」と日頃から避妊を意識することは大切です。
しかし、コンドームだけでは避妊が不十分な場合が多くあります。問題がなければ、8割程度は避妊が出来ると言われていますが「破れてしまった」や「漏れてしまった」、「外れてしまった」などというハプニングもいつ起こるか分かりません。
それだけでなく、事件に巻き込まれて襲われてしまうことも100%無いと言いきれないことも現実にあります。そうなってしまった時、襲われた事実も忘れてしまいたい上に妊娠してしまうかもしれないなか、何もできないのは「もういっそ、命を経ってしまいたい」とも思う人もいるでしょう。
「何かあった時」自分を守る為にアフターピルを知る・持つことをオススメします。アフターピルを持っていない人が多いので、始めは病院から処方してもらって、高い費用に驚く人がたくさんいます。実際にアフターピルで避妊した人の体験談を見ていきましょう。
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すぐに病院へかけこみました
私は昔、1度だけアフターピルを使った事があります。理由は当時付き合っていた彼氏と行為をしたあと避妊に失敗してしまって、さらに排卵日だった為これは絶対にやばいと思い、慌てて病院へかけつけました。
彼氏も自分が失敗した事を分かっていたのですぐに病院へ送ってくれました。アフターピルを飲むのが初めてだったので最初は抵抗があったのですが、飲まないとヤバイ状態だったので不安とか口にしてはいられませんでした。とにかくなんとかしなければ、という一身で病院へかけつけました。
病院へかけつけて窓口でアフターピルが欲しいといったら少し待たされた後、診察室へ入ってすぐにもらえました。その場ですぐに飲むように言われたので、すぐに飲みました。
アフターピルは72時間以内に飲めば82%の確率で成功し、24時間以内に飲めば95%以内で成功するそうです。私の場合は行為をしてから2時間も経っていなかったのでまず、成功する状態でした。そして飲んだ後ほっとしたのですが、先生から副作用の説明があったときに少しびっくりしました。
副作用が少しあった
もちろん副作用はひとそれぞれで一時的に身体を妊娠させているように錯覚させるので、吐き気や頭痛、腹部痛、倦怠感などがある場合があります。私は少しの吐き気と倦怠感がありました。
ですが、吐くほどではなく、その日1日食欲がなかっただけです。その次の日には良くなったので安心しました。アフターピルは100%効果があるわけではなく、低い確率ではあるものの、失敗する事もあります。そのため、次の生理がくるまではなんとなく落ち着かない気持ちになりました。
また、アフターピルは自由診療のため、料金が高かったというのを覚えています。確か¥7,000円くらいだった気がします。最初、自由診療というのを知らなくて料金を聞いてびっくりしました。
お金の計算を間違えているのではないかと思い、思わず「こんなに高いのですか?」と聞いてしまいました。そしてそこで自由診療という事を知りました。アフターピルを飲んで安心したのですがお金の高さにびっくりして失敗なんてするもんじゃないなと改めて後悔しました。
その後2週間後くらいにきちんと生理が来たのでそこで初めて心からほっとしました。アフターピルを飲んでいるといっても妊娠する可能性が1%でもある限りちょっと不安になってしまいますね。妊娠してはいけない状況ならしっかりと避妊をするべきだなと改めて感じました。
それ以来きちんと避妊をして失敗しないようにしています。一度病院へ行って大変だったので懲りました。このように、私がアフターピルを服用した経緯やどんな状態だったかを紹介しました。きっかけは避妊の失敗だったのですが、何故失敗したかというと油断していたからだと思います。
避妊の大切さを知りました
はじめは避妊をしっかりしていても慣れてくるとだんだん油断して適当になってしまいます。これが原因で避妊を失敗してアフターピルを飲むことになってしまいました。病院へ駆け込んだのですが、アフターピルを欲しいということに最初はちょっと抵抗があったのですが、そうは言っていられないのできちんと言いました。病院側もたまにあるのかすぐに受付をすませてくれて、部屋へ案内して飲まさせてくれました。
必死だったのでその時はなんとも思わなかったのですが、後から考えたら少し恥ずかしいなという気持ちで一杯です。また、心配していた副作用も少ししかなかったので安心しました。私は今回の事に懲りてもう二度と失敗したくないと思ったので、それ以来避妊は絶対に万全にしています。でも、また以前のような失敗があった時が怖いのでアフターピルは通販で買って持つようになりました。
あんな不安な気持ちのまま生活するのはできれば、もうしたくありません。もちろん家族や友人にも言えないのですごく不安でした。その後生理が来てほっとしましたが、アフターピルは緊急時にだけ頼ることをオススメします。
まさか!?のときに頼れるアフターピル
36歳の2人の子供を持つ主婦です。28歳から31歳にかけて2回アフターピルのお世話になりました。当時はソフトウエア販売会社で営業の仕事をしていました。外回りもあり、海外のクライアントとの取引なども多くやりがいを感じていました。26歳のころから付き合っていた彼がいましたが、結婚はまだ考えていませんでした。それでもお互い真剣なお付き合いだったので都内のアパートで同棲を始めました。
もちろんセックスも人並みにはしていました。同棲前も週末は、ほとんどどちらかの家で過ごしていたので週に2回くらい。同棲を始めてからは少し増えました。彼は頼まなくてもちゃんとコンドームを使ってくれる人で、避妊に関しては心配はありませんでした。ただ一度だけ旅行にコンドームを持って行くことを忘れ、外だしをしたことがありました。それでも生理の直前だったので妊娠する可能性は低いと判断し、あまり心配しませんでした。
避妊に失敗して焦った
アフターピルを始めて使ったのは、セックスのあとにコンドームが破れていることに気付いたときです。セックスの最中は破れたなんてぜんぜん分かりませんでした。終わって、私の体から離れると破れたコンドームが根元に集まっていて2人でビックリしました。
しっかり膣内で射精した形になってしまったので慌てました。
手帳を見ると生理が始まってからちょうど10日で、妊娠の確立の高い日だということがわかりました。排卵日などは調べていませんでしたが生理が終わってしばらくすると毎月吐き気のする日があり、勝手にこれが排卵日だろうと思っていました。その日もちょうど吐き気を感じ始めていて、このままでは妊娠してしまうと心配になりました。
彼とはいずれ結婚すると思っていましたが彼の仕事がまだ安定していなく、私もまだ子供を育てる自信がありませんでした。できちゃった結婚も一般的になっていて、でき婚した友達もたくさんいます。それでも自分が結婚前に妊娠することは絶対に嫌でした。
とりあえずシャワーで膣内の精液を洗い、いい方法はないかネットで探しました。そこで見つけたのがアフターピルで、時間のリミットがあると書いてあったので急いで産婦人科を探しました。土曜日の午前中だったのですぐに2人で出発しました。いくらかかるか分からなかったので、産婦人科に行く途中にATMに寄り3万円を引き出しました。痛い出費ですが、これで人生を変えずに済むなら安いと思いました。
アフターピルをもらうために行動
産婦人科に入ると妊婦さんやそのパートナーがいて、私たちには場違いな気がしました。それでも問診表に記入し、スタッフに渡すと慣れた手つきで回収されたので少し安心しました。産婦人科はとても混んでいました。タイムリミットのことが心配でドキドキしながら呼ばれるのを待ちました。
お昼前にやっと診察室に呼ばれ、いつ失敗したのか、避妊方法、生理の周期などを聞かれました。2種類の薬から選ぶように言われ、私たちは避妊率の高いほうを選びました。薬はすぐに処方され、その場で飲みました。診察と薬で合わせて2万円弱かかりました。
頭痛や吐き気などの副作用があるかもしれないと言われましたが、これで妊娠しないで済むという安心感でいっぱいでした。帰宅して彼と昼ごはんを食べてから胃がムカムカするのを感じました。排卵日に感じる吐き気と似ていたのでこれが副作用だったのかは分かりません。
生理が来て安心した
90%以上の確立で避妊できていることは分かっていましたが、生理が来るまでは不安でした。無事生理が来た日には彼と赤飯とビールでお祝いしました。誰も不幸にならず、彼と避妊や子供を産むこと、結婚について深く話し合ういいきっかけになったと思います。
その後もう一度だけ避妊に失敗することがありましたが、通販で買えるアフターピルを持つようになっていたので問題なく、避妊出来ました。
その当時付き合っていた彼とは、31歳のときに結婚しました。また、いつハプニングが起こるかも分からないので念の為アフターピルを自宅に置いておくようにしています。