様々あるアフターピルの種類を徹底解説

非常に高い効果を発揮してくれる緊急用避妊薬のアフターピルですが、現在販売されているものとしてはかなりの種類があり、初めて使用する人にとってはどれが自分に合ったアフターピルなのかが分らないと言う人も少なくないでしょう。
基本的にはどのアフターピルを使用した場合でも排卵を抑制することにより精子の着床を防ぎ、着床した場合でも生理と同じ症状を人工的に引き起こすことで妊娠リスクを軽減することが出来ます。
アフターピルの種類を知ろう
現在日本で認可されているアフターピルは、医療機関で処方されているノルレボ錠という緊急避妊薬となっており、これを入手するためには医療機関を受診して医師の処方を受ける必要があります。
その場合高額な受診料と薬代がかかるわけですが、webなどで購入できるアフターピルに関しては処方箋も必要なく費用も安価に抑えることが出来ます。
その中でも特に知名度が高いアフターピルとなるのが「アイピル」「マドンナ」「アンウォンテッド72」「エラワン」という4種類のアフターピル銘柄となります。
それぞれに特徴がありますし使用する際の容量なども違いますので、違いを正しく理解し使用することが避妊を成功させるポイントとなります。
アイピルの特徴

アフターピルの中でも抜群の知名度を誇るのがアイピルと呼ばれるアフターピルです。
このアイピルは日本国内で認可されているノルレボ錠のジェネリック医薬品として製造されたものとなっており、基本的な成分に関してはノルレボ錠とさほど大差がないものとなっています。
アイピルを製造しているのはインドのマハーラーシュトラ州ムンバイに本社を置くインド屈指の製薬会社のシプラであり、このシプラはインド国内ではジェネリック医薬品製造の筆頭と言われるほどジェネリック医薬品に精通している製薬会社となっています。
シプラが製造するジェネリック医薬品は品質も高く元となった医薬品とほぼ変わらない効果を発揮してくれるため支持も高い医薬品が多いと言えます。
アイピルに関しても避妊に効果のあるレボノルゲストレエルを配合しており、その効果により性行為後でも避妊を可能にしています。
レボノルゲストレエルは女性ホルモンの一種「黄体ホルモン」となっており、服用することで排卵抑制と子宮内膜の増殖を防止する効果が得られます。
アイピルの場合レボノルゲストレエルを1.5mg配合しているので1錠飲むだけで十分な効果を得ることが出来、24時間以内の服用で95%以上、25~48時間以内で85%以上、49~72時間以内の服用であれば80%程度の避妊成功率を誇ります。
72時間を超えると効果が出にくくなります。
早く飲めばそれだけ避妊の効果が高くなる性質の避妊薬なので、性行為後に出来るだけ早く服用することをお勧めします。
詳しいアイピルの詳細はコチラ⇒アイピル
マドンナの特徴

マドンナはBiopharm Chemicals co.ltdが製造しているアフターピルで、ジェネリック医薬品として作られている製品となります。
マドンナもアイピル同様にノルレボ錠のジェネリック品として誕生した経緯があるため、使用されている成分もノルレボ錠と同様にレボノルゲストレエルを主成分としています。アイピルとの違いとしては1錠に含まれるレボノルゲストレエルの量が0.75mgとなっており、2錠で1回分という使い方になります。
効果に関しては認可を受けているノルレボ錠と同等程度の効果が期待でき、24時間以内の服用で98%、72時間以内の服用で85%程度の避妊率となります。
使用する際には最初に1錠を服用し、12時間後に再度1錠服用する2段階式での使用法となるので、アイピルと比べた場合には少々面倒と感じる人もいるかもしれません。
詳しいマドンナの詳細はコチラ⇒マドンナ
アンウォンテッド72の特徴

アンウォンテッド72はインドのデリーにある製薬会社マンカインドファーマが製造しているアフターピルです。
アンウォンテッド72もジェネリック医薬品として製造されている緊急避妊薬で、元となっているのはノルレボ錠となります。
1錠に1.5mgのレボノルゲストレエルを配合しており、アイピル同様に1錠で効き目がある避妊薬です。
避妊の成功率は24時間以内の服用で95%、72時間以内で81%程度の避妊率となっていますので、他のアフターピル同様に高い避妊率を誇る使いやすい薬となっています。
詳しいアンウォンテッド72の詳細はコチラ⇒アンウォンテッド72
エラ(5日以内)の特徴

エラはアイピルなどとは異なる成分を使用した緊急避妊薬となっており、主成分はウリプスタル酢酸エステルとなっています。
ウリプスタール酢酸エステルは子宮筋腫などの治療にも用いられている成分であり、日本国内で使用されているノルレボ錠のレボノルゲストレエルよりも避妊効果が高い成分と言われています。
アイピルなどノルレボ錠のジェネリック品の場合、72時間以内の服用でないと希望した効果を得られないのに対し、エラは性行為後120時間以内に服用すれば避妊の効果を得られるという特徴があります。
72時間以内の服用の場合は95%程度の避妊率となりますし、72~120時間以内でも85%程度の避妊率となっています。
そのためアイピルなどに比べると時間がたった場合でも効き目が得られるというメリットもあります。
詳しいエラの詳細はコチラ⇒エラ
どのアフターピルも医療機関で処方してもらうよりも安価に購入できますし、何時でも自由に購入できるという便利さも魅力です。