アフターピルを使用して成功以後に避妊を行う場合、基本的には医師の処方により薬を入手することになります。
そのため通常では万が一のときのためにアフターピルを常備しておくということが出来ないわけですが、現在では医師の処方以外に通販や個人輸入などでアフターピルを入手することが容易となっています。
その中の一つにアフターピル「マドンナ」があり、使用することで処方されるノルレボ錠と同等の避妊効果を得ることが可能になっています。
しかし医師の処方以外でアフターピルを使用するのは心配だし、どんな薬か分からないから使用するのが怖いと感じる人がいるのも事実です。
そのためまずは通販で購入できるアフターピルと処方箋の違い、マドンナとは一体どのようなアフターピルで、効果や効能・安全面などでの心配は無いのか、安心して使用できる物なのかどうかを正しく知ることからはじめることが重要なポイントとなります。
Contents
マドンナとは?

アフターピルマドンナとは、海外ではごく一般的に使用されているアフターピルの一種です。
マドンナの製造と販売を行っているのはタイにある製薬会社Biopharm Chemicals社が行っており、タイでは非常に有名な製薬会社となっています。
製造に関しては細心の注意を払い行われているので安全性や薬の品質に関しては問題ありませんし、日本ではあまり知られていないマドンナですが海外では利用者も多く人気のアフターピルとなっています。
マドンナの主成分に関しては医師の処方箋で処方されるノルレボ錠と同じレボノルゲストレルを主成分としており、1錠に0.75mgのレボノルゲストレルを含んでいます。
この0.75mgと言うのは昔のノルレボ錠と同じ量となっており、使い方に関してもノルレボ錠と同じように使用することが出来ます。
現在ではノルレボ錠は1.5mgのレボノルゲストレルを配合しており1錠飲むだけでよくなっていますが、少し前までは0.75mgのノルレボ錠しかなかったのでノルレボ錠を使用したことがある人であれば使い方に迷うこともありません。
マドンナは主成分がノルレボ錠と同じですのでノルレボ錠のジェネリック品という位置づけになっています。
そのため全く違う成分を使用しているわけではないので比較的使いやすいアフターピルだといえるでしょう。
マドンナの使い方に関しては2回に分けて服用する使い方となっており、最初にまず1錠飲み、12時間後にもう1錠飲むことで避妊効果を得ることが出来る薬となっています。
この使い方に関しても少し前のノルレボ錠と同じものとなっていますので、使用方法が難しいため使いづらいということは無いでしょう。
ただし2回に分けて使用する必要があるため飲み忘れてしまうと正しい効果を得られないということになるため、用法と容量を守って使う必要があります。
マドンナの効果・効能

マドンナを使用することで得られる効果・効能は、処方箋のノルレボ錠とほとんど変わらない避妊効果を得ることが出来ます。
マドンナの場合も72時間以内の服用で高い避妊効果を得ることが出来る避妊薬となっており、その効果は12時間以内であればほぼ100%に近い99%程度の避妊率を誇っています。時間が経過すればするほど避妊成功率が下がってしまいますが、それでも72時間以内であれば95%程度の高い避妊率となっていますので、ノルレボ錠同様に効果に関しては問題ないと言えます。
マドンナを使用することで何故避妊効果を得ることが出来るのかといえば、マドンナの主成分であるレボノルゲストレルが作用することで避妊効果を得られる仕組みとなっています。
このレボノルゲストレルと言う成分は黄体ホルモンと呼ばれるもので、体内で生成されるホルモンと同等の成分となっています。
体内では黄体ホルモンと卵胞ホルモンがバランスをとっており、卵胞ホルモンが優勢な場合は妊娠しやすい状態になっており、逆に黄体ホルモンが優勢な場合は排卵を抑制し生理を誘発するようになっています。
マドンナを服用した場合には強制的に体内の黄体ホルモンの量を増加させ、生理と同じ状況を作り出すことが可能になります。
排卵を抑制するだけでなく妊娠する際に重要な役割を持つ子宮内膜の増殖も押さえ込む働きがあるため、妊娠し辛い状況を作り出し避妊を行うことが可能になるわけです。
もし仮に精子と卵子が受精した場合でも、この子宮内膜の増殖を妨げるという効果が非常に重要な働きをしてくれることになり、着床障害を人工的に行えるわけなので2段階での避妊効果を得ることが可能になります。
マドンナの副作用

マドンナを使用した場合には非常に高い避妊効果を得ることが出来ますが、その効果の高さは裏を返せばそれだけ強い薬であるということの表れでもあります。
そのため使用することで副作用が起きる確立も高く、体への負担も大きいというリスクも存在しています。
マドンナを使用した場合には強制的に体内のホルモンバランスを乱すわけですので、それによる体への悪影響は避けられないものだと考える必要があります。
実際に服用した場合に起きる副作用としては吐き気や腹痛、頭痛やめまい、疲れを感じる・体の倦怠感といった副作用が確認されています。
これらはどれも黄体ホルモンを摂取することによる体の変化ですので、大なり小なり何かしらの副作用が起きることになるでしょう。
これ以外にも不正出血という予定外の出血が起きることも多いので、その点も理解しておく必要があります。
マドンナの相場

医療機関を受診してアフターピルのノルレボ錠を処方してもらった場合、それにかかる費用は高額なものとなります。医療機関により多少の金額の差はありますが、診察費用などを込みで13000円~15000円程度の費用負担が発生することになります。
何故こんなに高いのかといえばアフターピルの場合保険の適用が出来ない保険適用外の扱いとなるためで、全て自己負担での利用となるためです。
では個人輸入や通販で購入できるマドンナの価格の相場はといえば、マドンナの場合ノルレボ錠の10分の1程度の費用で購入することが可能となっています。
販売しているサイトにより多少の価格差はありますが、1回2錠分で1300円~1500円程度が相場となっています。量の多い3箱や10箱セットなども販売されており、その場合はさらに金額が安価に購入できるようになっています。
そう考えると費用負担の面においてはマドンナのほうがメリットが大きいと言えるでしょう。
アフターピルを使用して成功以後に避妊を行う場合、基本的には医師の処方により薬を入手することになります。
そのため通常では万が一のときのためにアフターピルを常備しておくということが出来ないわけですが、現在では医師の処方以外に通販や個人輸入などでアフターピルを入手することが容易となっています。
その中の一つにアフターピル「マドンナ」があり、使用することで処方されるノルレボ錠と同等の避妊効果を得ることが可能になっています。
しかし医師の処方以外でアフターピルを使用するのは心配だし、どんな薬か分からないから使用するのが怖いと感じる人がいるのも事実です。
そのためまずは通販で購入できるアフターピルと処方箋の違い、マドンナとは一体どのようなアフターピルで、効果や効能・安全面などでの心配は無いのか、安心して使用できる物なのかどうかを正しく知ることからはじめることが重要なポイントとなります。